TOEICは就職活動に本当に有利なのか?

質問TOEICでハイスコアを持っていることは就職活動で有利に働くのでしょうか?
外資系企業などで英語が必要な会社であればTOEICで英語力を証明する必要があると思うのですが、そのほかの企業でTOEICは評価される四角なのでしょうか?
就職活動だけでなく、大企業などではTOEICのスコアが昇進に関係するとも聞きました。
そのあたりの実態はどうなのでしょうか?

回答現状では、英語力の証明として、TOEICは「就職活動において持っていて損はしない資格ナンバーワン」といえると思います。
就職活動においては、英語は「出来るにこしたことはない」という、当たり障りのない答えになってしまいますが・・・
国際化社会の現在、外資系企業でなくてもアジアなど海外進出を行う企業が増えていますから、やはり英語ができない新入社員よりも、英語ができることは、大きなメリットになり得ます。

「就活のために、今から一つだけ資格を取るなら何か?」と問われたら、私なら迷わず「TOEIC高スコア」と答えます。
ただし、「就職活動に有利」と言えるTOEICのスコアは、やはり860点以上は欲しいところです。
このくらいの高スコアでないと、なかなか面接でのインパクトはないようです。


実際、日本企業の昇進についても、TOEICで一定以上の得点を取ることが条件となっているところがあります。
例えば・・・
全日本空輸 管理職への昇進は600点(目標)
帝人 課長相当職は500点
日本IBM 課長は600点、次長は730点
松下電器産業 主任は450点
丸紅 昇格および海外赴任には600点が条件
アンリツ 課長職は500点
キヤノン 海外赴任には600点
小松製作所 課長職は500点
日商岩井 課長代理は600点
日立製作所 採用時は500点、総合職は600点、課長職は650点、幹部及び幹部候補は800点(いずれも目標)
シャープ 課長職は500点
富士通 全社員600点、国際業務・海外赴任には730点(いずれも目標)
沖電気工業 全社員600点(目標)
トヨタ自動車 係長級は600点(努力義務)
伊藤忠商事 入社3年目から4年目に移行する際に730点
三菱商事 新入社員は730点(目標)(出典「All about」


ただ、TOEICでほぼ満点に近い人でも、実際の英会話ではほとんどしゃべれないという人も結構いますので、特に外資系企業に就職したい人は、本来の英会話力も合わせて磨きましょう。

なお、上で「アジア進出」と書きましたが、「アジアなら英語よりも中国語のほうが大事なのでは?」と思う人がいるかもしれません。
たしかに中国ならそうかもしれませんが、やはり色々な国で通用しやすい、最もつぶしの効く言語はやはり英語です。
シンガポール・インド・フィリピンなどでは、英語が非常によく通用します。


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